期間工界隈においては必ずと言っていいほど議論される当たり工程ハズレ工程。
しかし期間工初心者にしてみればどういった工程が当たりかハズレかわからないものです。
そのせいか以前書いたハズレ工程の特徴に関する記事が少しバズりました。
これから期間工にチャレンジされる方からしてみればかなり気になる話だからでしょう。
なので今回は逆に当たり工程の特徴を実体験に基づいて解説していきたいと思います。
こういった工程に配属されたら最低でも半年、出来れば1年以上は頑張ってお金を稼いでいきましょう。
作業が楽
まずはこれ。
仕事がキツイと言われる期間工において任される作業が楽というのは、言うまでもなく当たり工程です。
期間工が配属される工程にはキツイ工程も楽な工程もあります。
しかしほとんどがキツイか、頑張れば続けられないことはないけどキツい工程です。
そんな中でも「え、こんな楽で簡単な作業でお金もらっていいの?」と思ってしまうくらい作業が楽な工程というのも実際に存在します。
たいていこういった楽な工程というのは女子が配属されがちなのですが、男性でも普通に配属される可能性は十二分にあります。
期間工をやっていくうえで楽な工程に配属されるというのはかなり重要なことです。
なぜなら期間工はキツい工程だろうが楽な工程だろうが給料や満了金に差がないからです(一部違うところもあります)。
毎日死ぬような思いをしてキッツイ工程をこなそうが、罪悪感を持ってしまいそうなレベルで楽な工程を日々こなそうがもらえるお金の額は変わらないのです。
だったら楽な工程に配属されたほうがいいに決まっています。
もちろん楽な工程とはいえ毎日同じ作業を繰り返すだけなので飽きてきたり、作業中や休憩中に「自分は何やってるんだろ」といった自己嫌悪の思いにかられたりすることがあります。
しかし、作業が楽な工程というのは期間工においてすさまじくレアな存在であり間違いなく当たり工程なのです。
作業が楽な行程は精神的に多少キツくてもしがみついてでも頑張るべきです。
人間関係が良好
人間関係が良好な工程も当たり工程と言えます。
工長や同期、社員などが期間工に対してフレンドリーだったり優しかったりというのは当たり前のようで実は全然当たり前ではないことが多いです。
自分は運よく(?)初めて期間工にチャレンジしてから今に至るまで周囲の人に比較的恵まれてきた方だと思います。
しかし一方でTwitterで期間工アカウントを見ると職場の問題児や人間関係で悩んだり愚痴っている人をよく見かけます。
人間関係が多少悪くても楽な工程であれば、まだお金のためと割り切って頑張れます。
しかし配属先工程の作業はキツイわ、人間関係はゴミだわでは心が簡単に折れてしまいます。
頑張ることは大事ですが、人間そんなに強くないことも期間工を続けるうえで知っておかないといけません。
工長や社員が期間工をバカにしてきたり、嫌味を言ったり嫌がらせをするような工程はハズレだと言えます。セクハラやパワハラは言うまでもありません。
逆にそうでなくて工長や社員が期間工を見下したりせず、仕事もきっちり教えてくれて一人の人間として親切に扱ってくれる工程は当たり工程だと言えるでしょう。
年休がキッチリ取れる
期間工を募集している自動車会社はどこも超大手企業なのでそこらの中小零細企業に比べたらコンプライアンスはしっかりしています。
しかし配属先の工程によっては年休を申請すると工長が露骨に嫌な顔をしたり、理由や申請時期にケチをつけて取得を妨害するということも自分の周りで聞きました。
信じられない話ですが、実際にそういうことがあるようです。
同じ日によっぽど大量に休む人が発生しない限り、一人二人年休を取ったところで滞りなく生産できる体制をどこの会社も整えています。
なので年休を拒む理由なんてないはずですし、バレたら上からかなり怒られそうな気がするのですがそれも理解できないほど頭の悪い工長なのかもしれません。
キツい仕事をしてお金を稼ぐわけですから、休みたいときに年休が取れるのが当たり前です。
しかしそうじゃない配属先もありますので、年休がキッチリ取れるというのも当たり工程の特徴の一つとして書かせていただきました。
同じ工程や作業内容でも組によって天国と地獄に分かれることも
ここまで当たり工程の特徴を解説してきました。
注意しなければいけないのは同じ工程であっても配属される「組」によっても当たりハズレが分かれることがあるということです。
例えば自分のいる組はまともだけど反対番(自分が昼勤の時の夜勤、あるいは夜勤の時の昼勤に入る組のこと)の人間関係や上長がヤバいなんてことも珍しくありません。
作業内容だけでなく配属される「組」にも当たりハズレがあるということですね。
配属先の「組」も工程も「当たり」なら、それはかなり幸運なことなので多少不満があっても意地でも続けたほうが良いでしょう。
「当たり工程」でしっかりと「頑張り続ける」、これが期間工生活を充実させ継続していくうえで必要不可欠です。