田原工場に配属されたら、ほぼ100%第一、第二、第三、そして第六田原寮
(これらの寮はすべて同じ敷地内にある。以下田原寮)に配属される。
田原工場には他にも滝頭寮や吉胡寮があるが入寮者はかなり少ない。
というか送迎バスを見る限りほとんど誰も乗っていない。
また少し離れた場所に第四、第五田原寮があるが
おそらく女子寮なので野郎が行くことはない。
さて田原寮の最寄り駅は豊橋鉄道というローカル線の三河田原駅である。
三河田原駅から豊橋鉄道に乗ると約35分で豊橋駅まで出ることができる。
(正確には新豊橋駅だが歩いてすぐに豊橋駅へ行ける)
豊橋駅はJR東海道線、名鉄、市内路面電車、そして東海道新幹線の駅が集まるターミナル駅だ。
帰省する時には必ず豊橋駅を利用することになる。
豊橋駅に出るためには三河田原駅まで出る必要があるのだが
その交通手段はたった2つしかない。
田原市コミュニティバス「ぐるりんバス」か、タクシーである。
タクシーはいつでも呼べば寮の玄関まで来てくれるし運転手さんは気さくな人だしとても便利なのだが、いかんせん高い。
寮に配属された週末に地元に帰省しようとしたら、最終バスが行ってしまった後だったためやむなくタクシーを呼んだのだが、なんと駅まで2400円もかかった。
田原寮から三河田原駅はかなり距離があるのだ。
ちなみに深夜割増などがつくとこれよりさらに高くなる。
なのでほとんどの寮生は駅まで行くのに田原市のコミュニティバス「ぐるりんバス」にかなりお世話になることになる。
駅だけでなく田原イオンやセントファーレという小さいショッピングセンターに行くのにも使う。
このぐるりんバスがあるおかげで田原という何もない、車がないと何もできない土地でもなんとか生きていけるのだ。
もしこのバスがなかったらここはホントに陸の孤島と化す。
田原で生き残っていくうえでこのバスは必須なので、乗車方法や注意点を紹介していく。
田原市ぐるりんバスの乗り方
ぐるりんバスは均一運賃で200円。
田原寮の門を出て右に行くと「西浦(にしうら)」というバス停がすぐにあるのでそこから乗車する。
「童浦(どうほ)線」という路線名で終点は三河田原駅ではなくその先の
病院まで行くので、駅で降りる際は必ず降車ボタンを押す必要がある。
バスは一日6.5往復しかないので注意が必要だ(寮に戻る便が一本多い)。
駅から田原寮に戻ってくる便は19時台まであるが、田原寮から駅に向かう便は
17時台が最終なので、帰省するときに17時台の便を逃せばタクシーに乗るしかない。
このぐるりんバスに乗るうえで注意点が3つある。
一つは前乗り後ろ降りだということだ。
前から乗車して、乗車時に運賃200円を支払う。
そして後ろから降りることになる。
二つ目は交通系ICカードが使えないことだ。SuicaやPASMOなどが
一切使えない。
ちなみに豊橋鉄道は交通系ICカードが使える。
三つ目は車内につり銭両替機が設置されていないことだ。
つまり交通系ICカードが使えず、しかもつり銭両替機もないので乗車時には
きっちり100円玉2枚用意する必要がある。
ぐるりんバスに乗る際には財布の中に100円玉が2枚以上あるか必ず確認しよう。
僕が田原工場に配属になったときこういった情報が全くなかったため
来た当初はかなり戸惑った。
これからもし田原工場に配属されることになった期間工の方が、少しでも早く
田原での生活にスムーズに慣れてもらうためにこの情報が役立ったら幸いだ。