自動車期間工に応募するうえで最も気になるのは、一体いくら稼げるのか?ということだろう。
なので期間工を募集しているサイトでは
「半年働いたら○○万円稼げる!」
とか
「平均月収○○万円以上!」
といった表現が目に付く。
しかし実際に期間工をやればこれは完全なウソではないけど、ほぼウソに近い
ということがすぐにわかる。
実際にもらえる金額や手元に残る金額は人それぞれ違う
まず「半年働いたら○○万円稼げる!」について説明していく。
期間工には契約期間満了ごとに条件を満たしていれば満了金がもらえる。
それ以外にも時期によっては入社祝い金などの手当ても別につく。
それと毎月の給料と合わせて半年で○○万円稼げる!と書いているわけである。
しかし、満了金は契約期間の出勤率が100%でないともらえないという
条件がある(会社によっては9割以上といったように条件が緩かったりするが)。
仮に出勤率100%でないと満了金がもらえない場合、契約期間中に1日でも休めば満了金はパーになるのだ。
満了金がもらえる人ともらえない人が出てくると当然大幅に収入は変わってくる。
期間工は契約期間満了時にもらえる満了金や入社祝い金があるおかげで
稼げるわけで、これがなかったら期間工をやる意味なんてないと言っても過言ではない。
だから「半年働いたら○○万円稼げる!」は誰でもそれが実現可能というわけではないということはこれから期間工をやろうと思っている人は忘れてはいけない。
当然、満了金や入社祝い金に対しても税金などがかかってくるのでその意味でも
実際にもらえる金額は異なってくるので注意が必要だ。
そもそも配属される工場や工程によって稼げる金額は全然違ってくる
次に「平均月収○○万円以上!」というキャッチフレーズについても説明していきたい。
これも期間工ブログや派遣会社のサイトを見れば必ずと言っていいほど書いてある。
しかしこのキャッチフレーズの近くに小さな文字で
「残業何時間で休日出勤もした場合」
といったような注意書きが書かれている。
ぶっちゃけ平均月収○○万円以上というところに書かれている金額は
フル残業して休日出勤もこなしたうえでの金額である。
残業が多くて休日出勤もある会社もあれば、ほとんど残業も休日出勤もない
会社もあるわけでその時点で平均月収○○万円以上は難しいというのがわかる。
また実際に期間工をやってみればわかるが
配属先の工場、あるいは工程によって残業時間や休日出勤の回数は
かなり違ってくる。
毎日残業で休日出勤もある忙しい工場や工程もあれば、それらがほとんどない
工場や工程も存在する。
同じ時期に同じ会社の期間工として採用されても、配属先によって全く給料が
異なってくるのだ。
先ほどの満了金のくだりと同じく誰でも実現可能な金額というわけではない。
まとめ
・期間工を募集しているサイトに書かれている半年でいくら稼げるとか
平均月収は鵜呑みにしてはいけない。
・なぜなら契約期間中に出勤率100%などの条件を満たさないと
満了金はもらえないし、配属先によって残業や休日出勤の有無は
天と地ほど違う。よって同期入社であっても給料は全く違ってくる。
・とりあえずの判断材料としてはアリだが
決して金額は鵜呑みにしてはいけない。