自動車期間工にチャレンジするうえで重要なことの一つに
「どこで期間工をやるか」
という問題があります。
何事も初めが肝心ですし、せっかくお金を貯めやすい期間工にチャレンジするのに、しょっぱなから心折れてしまうようでは非常にもったいないです。
期間工は最低でも半年続けないと満了金だったり有給休暇だったりメリットを受けることができません。
なのでたとえ期間工初心者であっても半年以上働き続けられるような環境で期間工をやるべきだと僕は思っています。
さて、多くの期間工ブログでは期間工初心者にトヨタをすすめる傾向があります。
トヨタは確かに日本の自動車メーカーの中で最も大きな会社ですし、社員になれば充実した福利厚生も受けられます。
でも実際問題、トヨタは期間工初心者向きなのかって気になりませんか?
そこで実際にトヨタ期間工として半年満了した僕が、トヨタが初心者向きなのか解説していきたいと思います。
トヨタは期間工初心者向きではない
いきなり結論を書きますが、トヨタは正直期間工初心者向きではないと考えています(個人の感想です)。
その理由としては大きく2つあります。
一つはシンプルに仕事がハードだということです。
期間工は配属される工程によって天国と地獄が分かれる「期間工ガチャ」の要素がどこの会社でもあります。
ただ、トヨタの場合日々の徹底した改善活動により効率化を徹底しています。
つまり作業において無駄がないんですよね。
ということは息つく暇もなく仕事中は動き回らないといけないということです。
期間工どころか製造業自体初めての人にとっては相当キツイと思います。
またトヨタの場合、先ほども書いたように日々改善活動が行われていますが期間工も改善活動に参加しないといけません。
毎月のように期間工であっても改善提案を書かされる(ノルマがある)部署も存在します。
これが地味に大変です。
そもそも期間工初心者が改善提案を出せと言われて簡単に出せるでしょうか?それも毎月。まず無理でしょう。
改善提案以外にもトヨタは仕事以外の書き物が他社と比べて圧倒的に多いです。
体力も頭も徹底して使う、それがトヨタ期間工と言っても過言ではないです。
そして二つ目の理由ですが、寮がお世辞にも良いとは言えません。
最近では相部屋もなくなりつつあり、一人一人に個室が与えられるようになってきていますが寮そのものがかなり老朽化が進んでいます。
ある期間工ブログではたまたま新築の寮を引き当てただけなのに、トヨタは寮環境最高!などと書いておられましたが新築の寮はまだ全然数が少なく、ほとんどの期間工はまず入れません。
そもそも新築の寮が設置されている工場自体が非常に限られているので、それ以外の工場に配属になれば100%新築の寮に入れないのです。
それでいて、風呂トイレ洗濯は共同です。
いくらトヨタとはいえ、マナーの悪い非常識な寮生も少なからずいますのでホントにストレスがたまります。
それ以外にも他の寮生との共同生活になりますので、騒音もストレスになります。
別記事でも書きましたが、ホントに一体部屋で何やってるんだ?ってくらい騒音まき散らすやつがいて
ものすごいストレスがたまりましたね。
たとえ体に負担の少ない「アタリ工程」を引いたとしても、寮環境でギブアップする人かなり多いですよ。
他社で経験積んでから行った方がいいのでは?
僕がいた環境がたまたまひどかっただけかもしれませんが、これから期間工にチャレンジする方には
トヨタはあまりおススメできません。
どうしても行きたいなら他社で経験積んでから行った方がいいのではないかと思います。
それでもお金のためだと割り切って頑張れる人にはオススメできますが、そうじゃない人には向いていないでしょう。
まあトヨタは日本トップクラスの大企業で待遇が良いせいか、社員さんも余裕があって良い人多かったですけどね。ただ期間工初心者が働き続けるにはなかなかハードな会社だと思います。
どうしてもトヨタで期間工したいなら他社で経験を積んで、期間工という働き方に慣れてからチャレンジすることを強くオススメします。