これから期間工にチャレンジされる方、あるいは現在期間工をやっている方で次のステージに向けてプライベートで資格やスキルの勉強をしている人は多いのではないでしょうか?
実は僕、自慢ではありませんが色々資格を持っています。
主に無職実家引きこもりニート時代に勉強して取得した資格がほとんどです。
なんせ時間だけはあったのでw。
その経験を通して、いわゆる役に立つ資格やスキルとそうでないものがあることに気づきました。
ぶっちゃけて言うならほとんどの資格やスキルは全然役に立ちません。
ちなみにここで言う「役に立つ」というのは、その資格やスキルを取得すれば未経験からでも転職が
出来るとかしやすいという意味です。
つまり一生懸命頑張って勉強しても就職や転職に役に立たず、ただ時間とお金の無駄に終わるということです。
この記事では僕の経験に基づき、勉強しても無駄な資格やスキルをシェアしたいと思います。
この記事を読まれることで無駄な勉強に時間を費やさずに済むようになれば幸いです。
では早速、実際に勉強して未経験からの転職に役に立たなかった資格やスキルを紹介していきます。
簿記
まず一つ目、簿記です。
Twitterで期間工のツイートを見ていると時々簿記を勉強している方を見かけます。おそらく人気なんでしょうね。
日商簿記3級や2級を取得して、未経験から経理などへの転職を目指しているのでしょう。
ハッキリ言います。実務未経験で資格だけ取っても全く採用されません。
僕は実務経験も予備知識も一切なく独学で勉強して、最終的に日商簿記3級と2級を取得しました。
2級に合格した段階で、未経験からの経理や事務職への転職活動を始めました。
しかし、どこもかしこも不採用。
転職エージェントも利用したのですが、担当者からハッキリと「資格があっても実務経験がないと無理」と言われ心が折れました。
しかも、わざわざ転職エージェントのオフィスまで呼びつけて延々と実務経験ないといくら資格があっても無理といった話をこれでもかとされました。
いまだにこのことを思い出すとハラワタが煮えくり返る思いがよみがえってきます。
電話で済む話をわざわざ交通費と時間を使わせて呼びつけて、お前には転職は無理だと長々と2時間も言ってきたわけなのでそりゃぁ腹立ちますよね。
正直その時の転職エージェント名さらしたいところなのですが、それをやるとさすがに僕が悪い感じになるのでやめときます。結構有名なところです。
長くなりましたが、未経験から頑張って勉強して簿記を勉強しても全く転職に役立たないということです。
簿記の勉強自体が好きとか自身の生活において役立てるため(確定申告)とかなら続けてもいいですが、未経験からの転職のツールとしては全く役に立たないので今すぐ勉強を辞めましょう。
FP(ファイナンシャルプランナー)
これも未経験からの転職に全く役立ちません。
最近ではFPも広告で宣伝されるようになり知名度も少しずつ上がってきています。
一般的にはお金の専門家として、保険の見直しやライフプランの相談などの役割を期待されています。
しかし、この資格には致命的な欠点があります。
それはこの資格を取ったからといって具体的に何か仕事ができるわけではないということです。
言い換えれば、FPの資格を取っても独占的にできる仕事がないのです。
例えば先ほど保険の見直しの話が出ましたが、実際保険商品を売るには生命保険募集人などの資格を別で取る必要があります。
税金などのアドバイスにしてもあくまで一般的なアドバイスしかできず、具体的に税金の額を計算したり、税務署類の作成を代行すれば税理士法違反になります。
不動産を扱うにしても宅建士資格が別で必要です。無資格で不動産の売買契約などに関われば宅建業法違反です。
つまりFPは基本的に別の資格と組み合わせて使うこと前提なのです。
FP資格をとってもそれだけで何か独占的に仕事ができるわけではなく、未経験から転職も不可能です。
ただし、簿記もそうですが自身の生活に役立てるために勉強するのは大いにアリです。
保険や節税の基礎知識がかなり身に着き、人よりずっと賢く保険を選んだり節税出来るようになります。
プログラミング
最後は資格ではありませんが、プログラミングも未経験からの転職に役立ちません。
期間工を契約満了して、次の期間工までの無職期間にプログラミングにチャレンジしてたことがあります。
自分がプログラミングの勉強してた時は「未経験からでもフリーランスになって稼げる」とか「場所にとらわれずどこでも仕事できる」といったキャッチフレーズがそこかしこにあふれてました。
自分もそのキャッチフレーズに見事に騙され、せっかく期間工を頑張って貯めたお金と時間を失う羽目になりました。
IT業界は確かに慢性的な人出不足ではあるのですが、それはしっかりと知識や経験のある人が不足しているという意味で未経験者でも関係なく参入できるという意味ではないのです。
ある程度勉強してから未経験者歓迎のIT企業に応募しましたが、全て不採用。
しかも実際に応募してみて気づいたのですが、IT企業ってどこもかしこも「みなし残業代」があるんですよね。
簡単に説明すると毎月残業時間が少なくても一定時間の残業代が必ず支給されるというものです。
その一定時間以下の残業で収まった場合は得します。
しかし実際はその一定時間を超えても別途残業代を支給せず、事実上サビ残をさせるための制度として使われています。
何が言いたいかというと「IT企業はみなし残業代制度あるところばかりでブラック企業だらけ」ということです。
せっかく無職期間を費やしてプログラミングを勉強しても全く採用されない上にブラック企業だらけという現実に僕は心折れて、それ以降プログラミングの勉強を辞めました。
これ重要なんですが、IT企業より期間工の方がよっぽど気楽かつ稼げますからね。
プログラミングも自身でwebサイトやゲームを作ったりするために勉強するならアリですが、未経験からの転職では役に立ちませんでした。
無駄な努力するくらいなら遊んだ方がマシ
ここまで僕が実際に勉強したけど転職に役立たなかった資格やスキルを紹介してきました。
何度も書きますがあくまで未経験からの転職に役立たないだけなので、自身の生活などには役立つ資格やスキルではあります。
ただ未経験からの転職のためにここまで紹介した資格やスキルを勉強するくらいなら、プライベートの時間は遊んだほうがよっぽどマシです。
むしろ無駄な勉強によるストレスがかからない分、ストレスによる無駄遣いが減ってお金がしっかり残るかもしれません。
無駄な努力をせずに期間工生活やっていきましょう。