僕は期間工とリゾバ、どちらも経験してきました。
どちらも家賃水道光熱費無料で寮に住むことが出来るので、生活費が浮くためお金が貯まりやすい働き方です。
まとまったお金を作りたい、借金を返したいといった人にうってつけの働き方と言えるでしょう。
しかし、期間工とリゾバは似ているようで違うところがいくつかあることはあまり知られていません。
この記事では期間工とリゾバ両方経験したからこそわかる、期間工とリゾバの違いについて解説していきます。
働く時間が固定されているか否か
期間工は基本的に1週間ごとに昼勤と夜勤を交代して働きます。
1週間ごとに働く時間が変わるわけです。
なので休み明けには生活リズムを変える必要があります。
車体組み立て工場の場合、どちらかといえば早番遅番という感じなので少し生活リズムをずらす程度で対応できます。
しかし部品工場の場合は完全に昼夜逆転させないといけません。
ある週は朝8時から17時まで働いて、次の週は夜の8時から次の日の朝5時までといった感じで1週間ごとに完全に昼夜逆転させるわけです。
人によってはそれがきつく感じられることもあります。
しかし、リゾバの場合は昼夜交代の仕事ではないので毎日決まった時間に働きます。
それでいて夜勤もありません。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの忙しい時期は夜遅くまで働くこともありますがせいぜい22時か23時くらいまでです。
期間工のように深夜帯に働く時間がほとんどないので深夜手当がつかないのがデメリットですね。
ただ、毎週昼夜逆転させたり生活リズムを変えるのがキツい人にはリゾバがおススメです。
期間工は長期、リゾバは短期
また働くことが出来る期間も期間工とリゾバは違います。
期間工の場合、半年ごとの契約更新を繰り返して最大2年11ヶ月続けることが出来ます。
しかしリゾバは基本的に1ヶ月や3ヶ月といった短期間だけ働きます。
希望すればそこから期間を延長して働くこともできますが、続けられるのはせいぜい1年程度と言っていいでしょう。
リゾバは長期で働くことを前提としていないんですね。
ただ別のところに赴任すればいいだけなのであまり大きな問題ではないかと思います。
リゾバを募集しているホテルや旅館はたくさんあるので次に行くところがないなんてことはまずないです。
同じ職場で腰を据えて働くなら期間工、短期でとにかくまとまったお金を作りたいならリゾバです。
半年に一回まとまったお金が入るかどうか
最後にこれが一番重要なのですが、期間工は半年に一回満了金や慰労金といったまとまったお金が入りますがリゾバにはそれがありません。
それだけでなくリゾバには昇給や皆勤手当もありません。
ひたすら時給を稼ぐ働き方になります。
期間工は収入が多いことに加えて家賃水道光熱費が無料なのでお金が手元に残りますが、リゾバはシンプルに家賃水道光熱費が無料だからお金が残るだけで基本的にお給料は安いです。
ただリゾバの場合、多くの赴任先で食事も無料だったりするので生活費を劇的に浮かせることが出来ます。
期間工の場合、最初の給料日までの食費などをどうするかが問題になりますがリゾバの場合食事も無料になるので給料日までの生活費を心配する必要がありません。
すぐに働きたいならリゾバ一択
期間工は年間の採用スケジュールが決まっているので、採用が決まってすぐに働きたいと思っても働くことが出来ません。
しかし、リゾバは年間を通していつでも募集しているので働きたいと思ったらすぐに赴任して働くことが出来ます。
ホテルも旅館も常時人手不足な業界なので引く手あまたなのです。
なので働こうと思えばいつでもすぐに働くことが出来るというメリットがあります。
今すぐにでも環境を変えたい!すぐにでもまとまったお金を作りたい!そんな人はリゾバ一択です。
期間工もリゾバもメリットデメリットがある
ここまで期間工とリゾバの主な違いについて両方経験した立場から解説してきました。
どっちが良い悪いとかではなく、それぞれメリットとデメリットがあるということです。
それぞれのメリットデメリットを理解したうえで選ぶことがポイントです。
どちらも家賃水道光熱費無料なので生活費を貯金に回せるというメリットはあるので、個人的にはどちらを選んでもそれほど悪い結果にならないと思っています。